経緯
既存のエンジニアコミュニティの中で新たに定期読書イベントを実施することになった。
良い読書会ありません?いっそ自分でやろうかと、とコミュニティの主催者の方にお聞きしたら、ちょうど興味を持っていたとのこと。幸運が重なり、定期イベントを実験開催することになった。嬉しい。
週1回程度で読書会で読んだ本の読書メモをこちらにアップしていく。読む本を探す/選ぶのに参考になるような情報を記載したい。
今日の本は『ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書』
本の概要
今日読んだ本は『ファンをはぐくみ事業を成長させる「コミュニティ」づくりの教科書』という本。
著者は河原 あず、藤田 祐司のお二人。藤田 祐司はイベントコミュニティのプラットフォームサービスPeatixの創業者。
この本の特徴として「ビジネスに生かすコミュニティづくりにフォーカスしていること」、「具体的に実践的な内容が語られていること」が挙げられる。
想定読者
想定読者は下記の5パターン。
- (広報)企業でコミュニティづくりやイベント運営、コンテンツ配信などを任された人
- (マーケ)消費者との関係構築が必要なマーケティングやブランディングの担当者
- (営業)顧客同士をつなげるようなコミュニティづくりを任された営業担当者
- (新規事業)新規事業の開発担当者
- (自治体勤務)地方自治体で地域の活性化やイベント企画、町おこし、企業誘致に関わる担当者
今日読んだ章は 「第5章.コミュニティの成果を評価する」
概要
前述のとおり、この本はビジネスにフォーカスしている。
ビジネスでコミュニティ作りとなれば、費用対効果を説明するという難しい作業がついて回るが、このテーマについて具体的にサンプルのKPIを紹介してくれている
コミュニティ作りの目標
コミュニティの最終目標は売り上げ増ではないと著者は断言する。
いきなり売り上げ増、イベントの開催数、動員数の増加でKPIを設定するとたいていは苦しい結果に終わるとのこと。
長期的に売上高、利益をじわりと伸ばすという目標を推奨している。
KPIの立て方
ブランディングのKPIについては5種類のカテゴリがあるという。
これらのカテゴリについて複合的にKPIを設定することをこの本はおすすめしている。
各カテゴリにおけるKPIのサンプルも紹介されている。
1.ブランディングのKPIでいえば、「メディア掲載数」、「SNSの反応数」、「ブランドへのリーチ数(PV)」の3つ。
今日はそこまでで時間切れ。
所管
具体的、実践的な点で役立ちそうな一冊。
じっくりと読み込むというよりは、まずは一通り目を通しておきたい。